高野重好氏「青年海外協力隊員としてパラオに行ってきます」より(3)

パラオ柔道の始祖高野さんの記録から、少しづつご紹介しています。

青年海外協力隊員としてパラオに行ってきます

高野さんにお会いして感じるのは「やさしさ」と「強さ」です。記事の中に女性の護身術の指導について書かれています。痴漢対策が書かれています。これは知らなかった。広めたい情報ですし、声をだす訓練を若い女性に奨励したい。おばさんも声をだすぞー!

「女子中学生にとって、体のどの部分が一番の武器になるでしょうか。肘でも足でもありません。一番の武器は声です。しかし、声を出すには勇気が入ります。電車で痴漢に遭えば、なかなか声は出せません。その時の武器は目です。痴漢をされたら決して目を伏せてはいけません。痴漢は安心して調子に乗ります。痴漢をされたら、相手を睨みつけ、さらに「ちぇっ」と舌打ちでもすれば、これ以上したら声を出されるという危険を感じ、痴漢はその場から逃げようとするそうです。」

そして高野さんはパラオ派遣前から、子ども達にも柔道を教えたい、という希望がありました。

「派遣されている2年の間に子供達にも柔道を広めたいと思います。最初は砂浜でじゃれ合うような柔道でもいいかと思っています。そのためには柔道着が簡単にタダで手に入る環境が必要です。」

これは着実に実現しています。

そして注意され叱られた時には『「すいません」より「ありがとう」』という言葉で感謝する事が書かれています。

柔道は礼に始まり礼に終わる。ひょんな事からパラオ柔道キッズ支援が始まりましたが、柔道を通して学ぶ事がなんと多い事か。

高野さんのパラオの柔道記、まだ続きます。